診察の流れ
検眼ユニット10台を配置した検査室で、順番に迅速に検査を行います。病状によっては、先に診察をお受けいただく場合もあります。
◎コンタクトおよびメガネの処方検査には、約30~40分程度の時間が掛かります。また、コンタクトが初めての方は、これ以外に約30分の装用練習が必要となります。
少しでも待ち時間を少なくできるよう、常時眼科専門医2人の体制で診察を行っております。どんな些細な事でも気になる点等が ありましたら、お気軽にご質問ください。
◎診察結果によっては、再度検査をお受けいただく場合があります。また、状況によりご予約をお取りいただき、後日の検査となる 場合もあります。
お会計の準備ができ次第お名前をお呼びしますので、広い待合室でゆったりとお待ちください。
◎お薬が処方された患者様には、お会計時に処方箋お渡しいたします。
院内広報モニター
当院では患者様の診察待ち時間に少しでも有益な情報をご提供したく、健康とエンターテイメントをテーマとした番組放送を院内にて行っております。
「目の病気」に関する情報はもちろん、医療の一般的情報として「どこでもできるツボ入門」「薬の飲み方・使い方」等またエンターテインメント性の高い「今日の記念日」「レシピ大百科」などを順次ご紹介しております。 今後は当院独自のコンテンツも充実してご紹介していきます。
設置医療機器について
当院では大学病院レベルの診断機器を設置し、皆様に先進の眼科医療サービスをご提供できるよう努めております。
電子カルテ
当院では電子カルテを導入しております。
診療内容不備確認や禁忌薬剤履歴確認等を行い、医療ミスのない安全性の高い環境作りを目的としております。
紹介状や診断書の発行が簡便になる等、事務処理の効率化による待ち時間の短縮にも有効です。
細隙燈顕微鏡 画像ファイリングシステム付
外部モニターを取り付けた細隙燈を設置しており、角膜、結膜、前房、水晶体、硝子体、眼底等の患部映像を映し出しての 患者様への分かり易い病状説明に役立てております。
また画像ファイリングシステムを搭載しており、過去の患部画像も確認できるため、病状経過の閲覧も可能です。
光学的眼軸長測定装置
白内障手術に用いる眼内レンズにも、メガネやコンタクトレンズと同様に度数があります。 眼軸長測定器は、その眼内レンズの度数の計算に必要なデータを測定する機器です。
当院で使用しているIOLマスター700は、日本初導入となる最新機種(2014年12月現在)で、 従来の機器の約10倍の精度のデータが得られるようになりました。 また、測定時の眼球の状態を検出することにより、白内障手術後の屈折度数の誤差を軽減させる事が可能になりました。
角膜形状/屈折力解析装置
角膜(黒目)の表面形状の詳細を測定できる機器で、白内障手術後の経過観察や、円錐角膜、角膜疾患等の検査に有効です。 角膜はレンズの役割を担う大切な部分で、その歪みは屈折異常を招き視生活に大きな影響がでます。
オートレフケラト/トノ/パキメータ TONOREF® III Plus
TONOREFⓇIII Plus は、眼科で行われる主要な測定機能(屈折度測定機能、角膜曲率半径測定機能、眼圧測定機能、角膜厚測定機能)を搭載しています。さらにケラト値(角膜曲率半径) から算出される円錐角膜スクリーニング指標が表示される「Keratometer Keratoconus Index (KKI)」機能が装置されており、数値から円錐角膜のリスクの程度が把握できるため、病気の早期発見をサポートすることができます。
眼圧測定時に吐出される空気量が低減され、被検者に与える負担が軽減され、より優しい装置となっています。
さらにクイックレフ機能により、通常測定よりも撮影開始の条件を緩和することで測定開始を早めるとともに、通常時よりも短い時間で測定できるため、固視が安定しないなどの測定困難な眼にも対応が可能です。
前眼部専用の非接触型画像診断装置/CASIA2
非接触・非侵襲で感染リスクが少ない、前眼部の3次元撮影が可能な前眼部OCTです。
水晶体までの断面像や角膜の形状を計測する、最新式の検査装置です。
1度の撮影で「角膜から水晶体後面まで」の画像を取得できます。
また、撮影時間も2〜3秒なので、撮影時の負担もありません。
前眼部解析装置 ハイデルベルグ アンテリオン(ANTERION)
非接触で角膜、前房、水晶体の断層撮影を行い、角膜形状の解析、隅角の計測、各部位の計測、眼軸長の測定をアンテリオン1台で行うことができます。 アイトラッキング機能により高精細な画像を取得し、再現性の高いデータを得ることができます。 角膜疾患、緑内障、白内障術前術後の検査を短い時間で行うことができ、患者様の負担を少なく、より質の高い適切な治療方針のご提供が可能です。
無散瞳眼底カメラ
超広走査型レーザー検眼鏡/Optos Daytona
眼底の約80%が撮影可能:
Daytonaは従来の眼底カメラよりも広い範囲を撮影できる最新鋭の眼底撮影装置です。1回の撮影に要する時間は0.3秒と非常に短く、200度の広い範囲(眼底の約80%)が撮影可能となりました。
病変の位置や規模の視認性が向上:
瞳孔径が小さい場合や白内障でも撮影可能で、従来の眼底カメラでは捉えることができなかった周辺部病変を細部まで撮影することが可能です。黄斑疾患(黄斑浮腫、加齢黄斑変性など)は勿論のこと、網膜疾患(網膜剥離、糖尿病網膜症など)、網膜硝子体疾患・眼底出血の範囲などを把握することができます。
深達度の異なる2種類のレーザー光:
Daytonaによる撮影では、緑色レーザー光を網膜層に、赤色レーザー光を脈絡膜に反射させ、それぞれ取得した画像を合成させてカラー画像として表示します。レーザー光の波長により深達度が異なるので、病変の部位を判別できます。
光干渉断層計/Xephilio OCT-S1
Xephilio OCT-S1は従来機のパノラマ撮影モードを凌ぐ広範囲の撮影を一度に行えるため、検査時間の短縮、患者様の負担軽減につなげることができます。
1回の撮影で広範囲のエリアの撮影が可能となりました。
OCT Angiography
広角撮影ができるため、糖尿病網膜症、動静脈閉塞症など、一度の撮影で周辺領域の血管異常を確認することが可能になりました。
光干渉断層撮影装置 / HEIDELBERG SPECTRALIS
短時間に眼底を観察できる3次元画像解析装置です。網膜や脈絡膜、視神経といった組織の状態が精密に確認できます。加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症などの網膜疾患や、緑内障などの視神経疾患の早期発見、経過観察、治療方針の決定、治療効果の判定が可能となりました。フォローアップ検査では正確に同じ場所をスキャンするので、僅かな変化を見逃さず、信頼性のある経過観察ができます。
網膜の断層像
眼底の網膜を断層撮影し、微細な組織を観察することが可能です。
緑内障ソフトウェア
網膜神経線維層をスキャンして微細な形態の変化を観察し、緑内障の診断が可能です。
2018年4月、最新機を導入いたしました。従来機と比べて…
・スキャン速度が2倍超
検査時間の短縮することで、患者様へ負担を与えません。
・組織像が高画質化
硝子体、網膜、脈絡膜といった眼底の組織を広範囲に撮影し、鮮明な組織像が得られます。
・網膜10層自動セグメンテーション
網膜の層構造の自動セグメンテーションが可能になりました。神経節細胞層の単層分離を実現し、極早期緑内障などの正確な解析が可能です。
・OCT-ANGIOGRAPHY
網膜の各層、脈絡膜の循環状態を、血管別に立体的な撮影が可能になります。より詳細な網膜血管の状態を画像化でき、異常な血管の位置や形を正確に解析することができます。造影剤を使用する必要がありませんので、患者様に負担を与えません。
・緑内障プレミアムソフトウェア-GMPE
視神経乳頭の全周に断層撮影を行い、視神経線維が通過するブルッフ膜の開口部を自動認識することが可能です。これにより緑内障性の変化が現れやすい視神経線維層の厚さを正確に測定できます。測定結果は年齢別の日本人正常眼データベースと比較され、緑内障の評価が行われます。
角膜内皮顕微鏡/スペキュラーマイクロスコープ
スペキュラーマイクロスコープ(TOMEY・EM-4000)は角膜(黒目)の一番内側にある角膜内皮細胞の状態を観察できる機器です。
角膜内皮細胞は新生や分裂能力がないため、一度減少すると再生することのない重要な細胞です。この細胞は年齢により個数は異なりますが、2000~3000/㎟が正常です。
当院では当機器を用い、内皮細胞の数や形を調べて、コンタクト処方に役立てるほか、手術の術前検査に使用しています。
正常な内皮細胞の状態
形の均一な細胞で埋め尽くされています。
写真:正常な内皮細胞の状態|
形の均一な細胞で埋め尽くされています。
自動視野計
確かな視野検査には、静的視野計と動的視野計2台の機器を用いたふたつの検査が必要になる中、当機器は1台でその双方の 測定が可能です。
自動瞳孔追尾や先進の診断プログラム、検査時間を短縮する高速ソフト、自動瞳孔径測定機能等、最先端の精度で検査するので 正確な測定を実現しています。
自動視野計 オクトパス900 1台増設
緑内障の判定、経過観察に欠かせない視野検査を行うための自動視野計オクトパス900を1台増設し、2台で視野検査を行う事が可能になりました。
視野検査の予約がなかなか取りづらいというお声を頂くことがございましたが、今後視野検査の予約枠数を増加し(平成28年11月より予約枠数を増加しております)、より患者様のご希望に沿った時間での予約を承ることが可能になりました。
※ 視野検査は当院では、国家資格を持つ視能訓練士、もしくは当院にて専門の訓練を受けた検査員が行っております。視野検査に関してご不明な点がございましたら、お問い合わせ下さい。
※ 視野検査の予約は通常予約とは別の完全予約制で行っております。予約を希望される方はお電話にてお問い合わせ下さい。
マルチカラースキャンレーザー光凝固装置
網膜疾患の進行抑制や、治療をおこなうための装置。当院では網膜剥離や糖尿病性網膜症に対し、当機器を使用した 網膜光凝固治療を行っています。
当機器では、疾患の種類や患部の位置に合わせ、治療光を緑、黄色、赤の3種類のレーザー光から選択できるようになった他、 一度に複数個所へのレーザー照射が可能になり、短時間での治療が行えるようになりました。
SLT・YAGレーザー
SLTとYAG両方の治療に対応したレーザー装置です。
○選択的レーザー繊維柱帯形成術(SLT)
SLTとは、線維柱帯の色素含有細胞のみに選択的に作用し、周囲の線維柱帯組織や無色素細胞には熱影響を及ぼさずに房水流出抵抗を 軽減し、眼圧を下げるレーザーです。
レーザー治療ですので、薬が使いにくい妊婦の方にも使用でき、痛みもなく外来で10分程度で施行することができます。
眼圧が高ければ高いほど効果的と言われています。副作用のほとんどない治療ですので、お気楽に受けて頂けます。
○YAG
白内障の手術後、数ヶ月~数年して、また「目がかすむ」「まぶしくなる」などの症状がでることがあります。
これは、ほとんどが「後発白内障」といわれるもので、手術の際に残しておいた水晶体の後嚢が濁ってくるために起こります。
後発白内障は、再手術の必要はなく、外来でレーザー治療にて、簡単に濁りを取ることができます。
前房蛋白測定装置
前房水の蛋白濃度を定量的に評価することのできる機器。白内障手術前後等のぶどう膜炎による前房炎症を数値として把握ができ、 経過観察には必要不可欠です。
一般的には前房炎症の検査は、細隙燈顕微鏡を用い炎症の程度を主観的に判断するため、炎症の微細な変化は捉えられませんが、 この機器を使用することにより、細隙灯顕微鏡検査で捉えられない炎症の程度及び変化を定量的に測定できます。
高圧蒸気滅菌器 / EVERYVE-B
眼科手術器具の適切な滅菌は、感染症を予防する為になくてはならない手段です。
当院ではヨーロッパ規格[EN13060-ClassB]に適合している高圧蒸気滅菌器を用い、日常的に手術器具等の汚染除去を実施しています。
※[EN13060-ClassB]とは世界で最も厳しいヨーロッパ規格で、クラスBはその規格の中で最も厳しい条件をクリアしています。
小型蒸気滅菌器 / ステイティム2000G4
オゾン水生成器
デンシトメトリー分析装置/クイック チェイサー Immuno Reader
視機能スクリーニング装置/スポットビジョンスクリーナー
スポットビジョンスクリーナーは、6か月の乳幼児から大人までの不同視や屈折異常などの視機能上の問題を検出することが可能です。
幼い子供の患者さんや協力的ではない患者さんへの眼のスクリーニングは時間がかかり、
弱視が見逃されることもあります。AAP(米国小児科学会、American Academy of Pediatrics)では3歳から5歳児のお子さんには通常の視力検査に加えて、
機器を使用しての弱視スクリーニングが有用とされています。さらにAAPは6か月から3歳児のお子さんや、通常の視力検査では協力的でない、5歳以降のお子さんにも、機器でのスクリーニングが有効なこともある、としています。早期に不同視・屈折異常などを発見し、適切な訓練、治療を行うことができれば、お子さんの視力はかなり回復します。将来、弱視といわれる状態になる事を予防することができます。
当院の手術室について
「手術室を改装しました」
手術件数の増加に伴い、「より安心に」「より安全に」患者様に手術をお受けいただけるように手術室を拡張しました。
「より安心に」
壁には患者様に落ち着いて手術を受けて頂けるように、
日本の手術室では珍しい「木目調の壁」をとり入れました。
手術室室内に入室される患者様が、リラックスして手術を受けて頂ければと考えております。
「より安全に」
- ・手術室内は手術用滅菌コーティング(光触媒)
- ・HEPAフィルターを、2台設置し陽圧をかけ空気循環を行っています
光触媒技術を利用したTOTOハイドロテクト素材を壁面と天井に用いた手術室に、先進の医療機器を設置し、より清潔で安全な環境で、 高度な医療のご提供を行っております。
●光触媒作用とは?
光触媒(=酸化チタン)に光があたることで生み出される、[分解力]と[親水性]の効果で、雑菌や細菌の分解、汚れのこびり付きや においの発生を防ぐことができます。
●手術室への設置医療機器
ARGOS VERION
当院ではARGOS VERIONを世界で初導入いたしました。
眼内レンズの度数の決定から手術の計画、手術用ビデオ顕微鏡でのガイダンス表示及び術中評価までの一連のワークフローで使用するVERIONのバージョンアップ機種になります。
ARGOS VERION導入により乱視矯正用のトーリック眼内レンズなどのプレミアムレンズに必要とされる高精度な度数の選択と、手術時の高精度な調整が可能となります。
ORA SYSTEM with VerifEye Lynk・術中リアルタイム診断ツール
屈折情報を術中にリアルタイムに提供できる世界随一のシステムで、白内障手術を高い精度でサポートするシステム。
ORA SYSTEMは、白内障治療における眼内レンズの挿入術時に使用される最高峰の術中診断ツールです。手術中に患者さんの屈折情報を測定して、その結果を40万以上の症例実績とリアルタイムに照らし合わせることで、より最適な眼内レンズ度数および固定位置が選択でき、見え方に対する患者満足度をさらに高めることができます。
当院では眼内レンズ挿入術では、術前検査として複数の装置を用いてレンズ度数や固定位置を事前に設定を行っていますが、切開や水晶体除去などをすることで目の状態が変化するため、設定した度数や固定位置に誤差が生じることがあります。特に多焦点眼内レンズやレーシック術後、乱視用の眼内レンズ挿入術においては、僅かな差が結果に影響を及ぼす可能性があるため、ORA SYSTEM導入により、リアルタイムに正確なデータを使用することができます。
今回当院で導入したVerifEye Lynkは、従来のORA機能の強化に加え当院が日本で初導入したVERIONイメージガイドシステムとデータ共有が可能になり、VERIONのイメージ画像から眼球回旋を考慮したORAでの術中検証を再現させることにより、さらなる手術精度の向上します。
ZEISS OPMI Lumera 700 眼科手術顕微鏡
Stereo Coaxial Illumination (SCI) テクノロジーとカールツァイス光学系は、均一な徹照によるコントラストと最高品質の視認性を提供し、他科の手術用顕微鏡では実現できない極めて高度な機能を有しています。
非常に優れた光透過率と、きわめて効率に優れた同軸オットーフレックスにより、低照度であっても鮮明な高解像度画像が得られます。
Resight 眼底観察システム
ResightとOPMI Lumera 700の組合せによる網膜硝子体観察システムは、広い範囲を立体的にはっきり観察ができ、 あらゆる細部の観察を可能にします。このシステムはシームレスに連携し、硝子体手術においてとても重要に機能します。
CENTURION ACTIVE SENTRY
白内障手術用
超音波ハンドピースで唯一、眼灌流圧センサーを搭載したCENTURION ACTIVE SENTRYを国内で初導入いたしました。この装置はハンドピースに内蔵されたセンサーで、白内障手術中の眼圧の変動をいち早く検知。
眼圧の変動に応じてリアルタイムで灌流液の注入量を自動調整し、眼圧を一定に維持します。それにより手術中の眼内圧を細かくコントロールすることで、高度な安全性と共に術中の痛みなど患者様の負担を軽減することができます。
Alcon Constellation Vision System
コンステレーションビジョンシステムは、当院で使用していたACCURUSの後継機です。
従来の手術装置より高い安全性を追求した、多くの大学病院で導入されている、最新鋭の網膜硝子体手術装置です。
従来の25ゲージをはじめ、27ゲージというわずか0.4mmの切開創での硝子体手術を可能とします。
プレバキューム方式高性能滅菌器 VAC260
高圧蒸気滅菌は、蒸気の力を使う滅菌方法です。
水を使う為、化学物質を使わない環境にやさしい滅菌ですが、ひとつ欠点があります。
ガーゼなどは内部に空気層があるため、蒸気が到達しにくく、滅菌が不十分になることがありますが、プレバキューム方式を採用した 高性能滅菌器VAC260は、内部を真空にすることで蒸気を内部まで浸透させ滅菌することができます。
カタリス
近年乱視矯正や多焦点など、より多機能な眼内レンズが開発されております。
これらのレンズは、正確に眼内に固定する事で、充分な効果を発揮することができます。
当院では「より正確な」手術を患者様に提供するために、最先端の「レーザー白内障手術」を導入しました。コンピューター制御されたレーザーによる、正確な前嚢切開と水晶体核分割を行う事で、眼内レンズを最適な位置に挿入することが可能となります。
ゼプト
水晶体前嚢を切開することは白内障手術において重要な手技の1つです。人間では作ることができない正円の前嚢切開を作製するために、当院ではプラズマ電流を用いて、早く安全に正確で再現性のある前嚢切開を作製することができる先進デバイス「ZEPTO」を導入しました。
ZEPTOを使用することで、全体の動きが小さく、水晶体を固定しているチン小帯にストレスをかけることなく0.004秒で切開することが可能になります。そのため弱いチン小帯や線維化を伴う硬い前嚢をストレスかけずに安全に切開することができます。
また、短時間で切開できることから過熟白内障等の難症例にも有用なのです。
手術時即座に使用できる簡便性を持ち合わせた先進デバイスです。
セデント サイコリッチT70 低濃度笑気ガス麻酔装置
目の手術は怖いと感じられる方へ
当院ではICLや白内障手術を受けられる方でご希望があれば低濃度笑気ガスでの麻酔をいたしております。目の治療に恐怖心・不安感を持っている方や痛みを感じやすい方、緊張や眩しさで目を強く閉じてしまい治療が不可能となる方を対象としています。
全身麻酔と違って意識を失われることや、眠ってしまうこともなく、使用後はすみやかに排出され体の中に残らないので副作用の心配も少なく安全性の高い麻酔です。
呼吸器・循環にほとんど影響が無いため、循環器疾患のある方にもご使用になれます。 ただし、妊娠初期の方、鼻閉塞のある方、気胸の方、ビタミンB12欠乏症の方などには適しておりません。
詳しくは医師にご相談ください。