フェムトセカンドレーザー白内障手術について
●従来の白内障手術
白内障はカメラのレンズ部分にあたる水晶体が濁る病気です。白内障手術は濁った水晶体を眼内レンズに置き換える、広く行われている外科手術です。熟練した医師が行うことで安全・確実に行えます。
①ナイフで角膜を切開
②水晶体の前嚢(膜)を円形に切開
④水晶体の嚢の中に眼内レンズを挿入
③超音波で水晶体を細分化し吸引
③超音波で水晶体を細分化し吸引
④水晶体の嚢の中に眼内レンズを挿入
●フェムトセカントレーザー白内障手術
近年従来の単焦点眼内レンズから乱視矯正や多焦点など、より多機能なプレミアムレンズと呼ばれる眼内レンズが開発され、使用されるようになりました。
これらのレンズは、正確に眼内に固定する事で、充分な効果を発揮することができます。このように精度を必要とする場合、人間より、コンピュータの制御下で安全かつ正確に行うレーザー治療が効果的です。
当院では「より正確な」手術を患者様に提供するために、最先端の「レーザー白内障手術」を導入しました。
エイエムオー・ジャパン株式会社
カタリス® プリシジョン レーザー システム
●三次元で目の構造を解析し手術計画を設計
手術装置に内蔵する三次元光干渉断層画像診断装置(3D-OCT)により、角膜や水晶体のデータを高精度で読み取り、その結果に基づいて最適な手術計画を設計します。
3D-OCTにより前眼部をスキャン
3D-OCT解析結果
手術計画のカスタマイズ
●レーザーによる正確な切開
水晶体の前嚢(膜)を真円に切開します
水晶体を細分化・ソフトニングします
●眼内レンズを正しい位置に固定
細分化された水晶体を吸引します
水晶体の代わりに眼内レンズを丸めて挿入します
眼内レンズが開き水晶体嚢内に固定されます
●眼内レンズを正しい位置に固定
左)通常の白内障手術
右)レーザーによる白内障手術
眼内レンズの性能を最大限に発揮させるには、水晶体の中心に精確な大きさの真円の穴を開けることが重要です。
レーザーによる手術では、コンピュータ制御により精確な切開が行えます。