眼科一般・花粉症・緑内障・白内障手術・近視矯正手術

since1968
来院予約
WEB予約
問診表
混雑状況表
当院の取組
近視矯正手術ICLについて
日帰り白内障手術について
近視進行抑制MCレンズについて
外部リンク
分院・隣接ショップ・その他のご案内
English Page
眼の疾病について

疾病は早期発見&早期治療が基本。
当院では、未然防止を含めた早期発見のための体制構築に尽力するとともに、皆様の知識が強化されることで早期発見に繋がるのではとの思いから、 主な眼の疾病の概要を掲載させていただいております。

→ 近視の進行予防と治療 → 花粉症(花粉症の原因植物) → 白内障
→ 加齢黄斑変性 → 前眼部疾患 → 緑内障
→ 色覚異常 → 結膜炎 → 網膜剥離
→ 閃輝暗点 → ドライアイ → 中心性漿液性網脈絡膜症
→ 斜視 → 心因性視力障害 → 糖尿病網膜症
→ 円錐角膜 → 涙道閉塞 → 眼瞼痙攣
→ 翼状片 → 結膜下出血 → 眼部帯状疱疹
→ 飛蚊症 → ものもらい → VDT症候群
→ 眼に良い食べ物

閃輝暗点(閃輝性暗点)とは?

閃輝暗点(せんきあんてん、閃輝性暗点)は、突然視界にギザギザした稲妻のような光が現れ、その後徐々に広がり、視界の一部が見えにくくなる現象です。

症状は通常10~20分ほどで治まりますが、多くの場合、その後に片頭痛を伴います。片頭痛の程度は人によって異なり、軽い頭痛から吐き気や嘔吐を伴う強い症状まで様々です。片頭痛は通常1日以内に収まりますが、2日程度続く場合もあります。

 

英語名:Migraine aura(片頭痛オーラ)

閃輝暗点は歴史的な文豪である芥川龍之介も悩まされており、彼の作品『歯車』には、「たえず回転する半透明の歯車」といった、閃輝暗点を連想させる描写が登場することで知られています。

 

閃輝暗点

 

閃輝暗点が見える仕組み

 

閃輝暗点が起こるメカニズムは、脳内の血流とセロトニンという物質が大きく関係しています。

1.セロトニン濃度の急上昇

 

脳内でセロトニンが急激に増加すると、血管が収縮し、一時的に血流が減少します。これにより、大脳皮質の機能が低下し、閃輝暗点の視覚症状が現れます。

 

2.セロトニン濃度の低下

 

セロトニン濃度が低下すると、収縮していた血管が再び拡張します。この血管の拡張が三叉神経を刺激し、片頭痛を引き起こすと考えられています。

 

閃輝暗点を引き起こす誘因

 

以下の要因が閃輝暗点を誘発するとされています

 

1.ストレスや寝不足

 

心身の疲労がトリガーになることが多いです。

 

2.嗜好品

 

血管収縮作用のある喫煙、コーヒー、アルコールが原因となることがあります。

 

3.生活習慣の乱れ

 

不規則な食事や過度の疲労も影響する可能性があります。

 

閃輝暗点の治療と対処法

 

現時点で、閃輝暗点そのものを治療する特効薬は存在しません。しかし、片頭痛の治療や予防を行うことで症状を軽減できます。

 

医師が処方する薬

 

  • 予防薬:塩酸ロメリジン
  • 発作時の薬:イミグランなどのトリプタン製剤

 

発作時のセルフケア

 

1.安静を保つ

 

症状が出たら無理をせず、暗い静かな場所で目を閉じて休みましょう。

 

2.水分補給を行う

 

脱水は症状を悪化させる可能性があります。

 

3.原因となる要因を避ける

 

食事や生活習慣を見直し、トリガーを特定することが重要です。

 

閃輝暗点を予防するには?

 

1.規則正しい生活習慣を心がける

 

十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を意識しましょう。

 

2.ストレス管理を徹底する

 

リラクゼーションや軽い運動はストレスの軽減に役立ちます。

 

3.誘因を把握する

 

自分の発症パターンを記録し、避けられる要因を特定してください。

 

bird
ページトップへ